Vol.385 2023.8.8

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Column

動きはじめたプロジェクト その5

始動したイタリアニッシモは、2023年度の3本柱を立てることからはじめている。

最初に、6月の我々のホームグラウンド、鹿児島でのコンサートを定めたアルベルト・ピッツォというイタリア人ピアニストを要したプロジェクト。

ふたつ目としてわたし自身が2010年より招へいしながら日本各地でコンサートツアーを行ってきた、ジョヴァンニ・アレヴィに向けた応援イベント。

そして最後はこれから行われるアンサンブル・クラシカ・トリオの鹿児島でのコンサートである。

アルベルト・ピッツォはわたしが2019年より日本に紹介しているナポリ出身のピアニストである。以前ここで紹介しているかもしれないが、しっかりとしたクラシック音楽のベースがあるのでそのブレることのない演奏のテクニックは秀逸である。創作する能力に長けていて、またアレンジの才能が素晴らしい。クラシック音楽を時として自分風にバリエーション化させ、幾つかの楽曲をひとつの曲の中に結びつけながら、独創的な起承転結を音にしていく能力は卓越している。

家庭の事情で現在東京に暮らしているアルベルトを、5月プロモーションのために鹿児島まで呼んで繁華街、天文館にあるセンテラスというかなり広いスクエアで先行イベントを行った。センテラスのイベントでは初めての試みとなる、グランドピアノをスクエアのど真ん中に据えてのミニライブを午前、午後と2回、当日は雨天ではあったがそのスクエア内に雨宿りに訪れた人々も含めて白熱したピアノ独奏に聴衆は盛り上がっている。イベントにテレビ局を絡めたプロモーションを宣材としたことも初めての試みとなった。

6月6日に再び鹿児島に舞い戻ったアルベルトが行った鹿児島でのコンサートでは、こどもたちを舞台に上げたコラボ企画も実現。こどもたちは保育園の園児から高校生まで20名ほどがアルベルトの作曲した楽曲を合唱している。プロジェクトの大きな目的が、こどもたちとイタリアからやってきた音楽家との共同作業ということを掲げており、感動を舞台で分かち合う、それを客席まで届けられればということがあって、かねてでは得られない体感の疎通を実現したく、かなり準備には手惑いながらも最後まで漕ぎつけている。

残念なことにコンサートの当日も豪雨とあって、チケットはよい状態ではけていたものの、会場に訪れる人はあまり多くはなく、そこに興行の難しさを感じている。

アルベルトの演奏が素晴らしかったこともあって、会場の人々は大喜び。アンコールとして披露した、ナポリ民謡の「オーソレミオ」と鹿児島県民にはこどもの頃から馴染みの音楽である鹿児島弁を駆使したわらべうた「茶碗蒸しのうた」を掛け合わせたアレンジ即興には感動を振りまいて大きな喝采が湧きおこっていた。

堂満尚樹(音楽ライター)
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